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Windows 10 Mobile(ウィンドウズ テン モバイル)は、マイクロソフトが開発およびリリースしている、Windowsシリーズに属するスマートフォンおよび8インチ未満のタブレット用のモバイルオペレーティングシステム (OS) である。コードネームは「Threshold(スレッショルド)」(ビルド 10586まで)および「Redstone(レッドストーン)」(ビルド 14267から)。 == 概要 == Windows 10 Mobileは、Windows Phone 8.1の後継にあたるOSであり、デスクトップ版Windows 10とプラットフォームが完全に統一されている。名称はかつてマイクロソフトが展開していたモバイルオペレーティングシステムのWindows Mobileにちなむ。 Windows 10で導入されたユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP)で開発されたアプリは、一つのコードでWindows 10, Windows 10 Mobile, Windows 10 IoTで動作させることが出来る。言い換えれば、UWPでアプリを開発することで、PCでもスマートフォンでも動作する。 また、旧来のWindows Phone アプリとの互換性も確保されており、それらのアプリはデスクトップ版Windows 10では動作しないが、Windows 10 Mobileでは動作する。 プレインストールのMicrosoft OfficeやOneDriveとの高い親和性を売りとしており、デバイスのデータや設定を簡単にOneDriveにバックアップ、同期することができる。PCでOneDriveにOffice 文書を保存しておけば、Windows 10 MobileでもOneDriveから直接Office Mobileアプリで閲覧や編集が可能。ただし、Continuum for phonesでWord、ExcelおよびPowerPointで編集機能を使用するには、Office 365のサブスクリプションが必要となる。2016年3月31日までは無料で試用可能。 Windows 10 Mobileは、Windows Phone 8.1の機能を受け継いでおり、パーソナルアシスタントのCortanaがサポートされているほか(日本語にも対応した)、Wi-Fi センサーや、アクション センター、ウォレットなどをサポートしている。 Windows Phone独自の入力方法も受け継がれており、Windows Phone 7.5で導入されたカーブ フリック(日本語入力の際に、フリック入力でカーブに入力することで濁点・半濁点・拗音・促音が一度に入力できる)、Windows Phone 8.1で導入されたワードフロー入力(英語入力の際に、スクリーン キーボード上で指を離さずに一筆書きのように動かすことで単語が入力できる)が利用できる。 デュアルSIM端末では、従来のWindows Phoneと同じく、電話タイルとメッセージング タイルが2つあり、SIMごとに分かれている。これにより、使い分けが簡単にできる。 SIMにはそれぞれ好きな名前をつけることができ、SIMごとに機能を完全にオフにする(そのSIMの通信を完全に遮断する)ことも可能である。 エンタープライズ向け機能も充実しており、デバイスの暗号化、Enterprise Data Protection, BitLocker, Credential Guard, Device Guard, Trusted Boot, Conditional accessがサポートされており、PC向けWindows 10と同じく強固なセキュリティが確保される〔。 また、モバイル デバイス管理 (MDM) 機能が提供されており、Azure Active Directory (Azure AD)への参加がサポートされている。Dynamic Provisioningにより、BYODに対しても柔軟な管理機能を提供する。また、クラウドでホストされているアプリへのシングル サインオンや、基幹業務アプリのサイドローディング、ビジネス向け Windows ストア、きめ細やかな UX 制御の各機能もサポートしている〔〔。 これらの機能に加え、Mobile Enterpriseではさらに、Windows Update for Business と Current Branch for Business (CBB)に対応している〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Microsoft Windows 10 Mobile」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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